2018年06月29日

第四級海上無線通信士の国家試験対策と書籍の紹介







 第四級海上無線通信士を取得するために国家試験の対策方法や使用する参考書と問題集について書きたいと思います。





 試験科目と出題数、合格基準について
 第四級海上無線通信士の試験科目は2科目で、問題の出題数は以下の通りです。

 無線工学 出題数  A問題  13問
           B問題   5問

 法規   出題数  A問題  14問
           B問題   6問

 合格基準は、無線工学、法規ともに7割以上の正解です。



勉強3.jpg




 出題形式のA問題とB問題について
 出題形式はマークシート方式なのですが、その中でA問題形式とB問題形式というものがあります。A問題形式というのは1つの問題で、選択肢の中から正解を一つ選び出すもので、1問で配点が5点になっています。1つの正解で5点加算されることになります。

 B問題形式というのは、1つの設問の中に5つの空欄があって、選択肢が10ぐらいの中から埋めていくような形式や、1つの設問の中に5つの文章が書いてあって、それを1つずつ正誤を回答していくような出題方法です。

 1つの空欄で配点が1点で、大きな設問として5点というような配点です。もしくは、1つの文章の正誤に正解して配点が1点で、大きな設問として5点という感じです。

 合格基準は出題形式に関係なく、科目ごとに合わせて7割以上です。





 既出問題からの出題が中心
 四海通も過去に出題されたことがある問題と同じ問題が8割以上出題されます。それゆえ問題集をじっくり1冊勉強すれば、十分合格点を取ることができます。しかし、この資格は受験者がそれほど多くないので、参考書や問題集にあまり種類がありません。

 問題集も出ているのですが、詳しい解説が収録されているものがありません。それゆえ問題を解いていてわからないところは「標準教科書で調べる」というような感じになってしまいます。

 もし教科書でもわからないようなところは「そのようなものとして丸暗記でも良い」と思います。





 養成過程講習会の標準教科書がお薦め
 参考書としては養成課程講習会で使用する標準教科書がお薦めです。というよりは、これ以外に参考書のようなものがあまり市販されていません。市販の問題集もあまり解説の詳しいものがありませんので、この標準教科書は四海通を勉強する上で必需品のように思います。

 問題集を始める前に「こちらを一通り読んでおいた方が良い」と思います。教科書を読み進める時は、知識を深める程度のつもりで読んでいっていいと思います。

 理解できないところがあっても、あまり気にせずに数回読んでも理解できなければ、そのまま読み進めていってください。理解できないからといって「そこで止まってしまっては」いくらたっても先に進まずに挫折してしまいかねません。

 この教科書を読んで「レベルが高い」ように感じるのであれば、下位の特殊無線技士からの受験をお勧めします。



参考書.jpg




 既出問題中心なので問題集で実力をつける
 1海特や2海特のような特殊無線技士を持っている方であれば、教科書を読んで理解できないところは、後まわしにして「問題集に進んでいい」と思います。最終的に細かいところまで覚えていくのは「問題集に入ってからで良い」と思います。

 実力をつけるのは問題集を勉強することでした方が効率的です。そして問題を解いていって、間違ったところを教科書でじっくり読み返していくようにします。

 また問題集を数回勉強した後で「教科書をもう一度読んでみる」と理解できるところも増えていて新問対策にも役立ちます。それゆえ、このような方法もお勧めの勉強方法です。

 四海通も難関資格ではありませんので、このような勉強を繰り返していくことで「合格できる」と思います。





 問題集に掲載されていない新問も要チェック
 問題集に掲載されていない新しく出題された問題は確認しておく必要があります。解説はありませんが、日本無線協会のホームページに、最近の国家試験に出題された問題と解答が掲載されていますのでリンクを貼っておきます。


 四海通の試験も過去に出された問題が多く出題されますので、新しく出題された問題のチェックは重要なことになります。
 http://www.nichimu.or.jp/kshiken/siken.html





 無線通信士の科目合格制度について
 第四級海上無線通信士の試験には科目合格の制度があります。それゆえ無線工学か法規の片方に合格すると、3年間は次に試験を受ける時に、その科目を免除で受験できます。

 ただ四海通の場合は1度に2科目合格することが十分可能なので「科目合格狙いでなく」最初から「完全合格を狙う」ことをお勧めします。



 それでは標準教科書と問題集の通信販売を紹介します。下記のバナーからリンク先で書籍を購入できます。



 養成過程講習会用の標準教科書

 この書籍は、第四級海上無線通信士の養成過程講習会で使用している無線工学の標準教科書です。参考書にするには最適です。

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 この書籍は、第四級海上無線通信士の養成過程講習会で使用している法規の標準教科書です。参考書にするには、最適です。2018年3月に最新版が発売になりましたので、新しいものを使用して勉強することをお勧めします。

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 お薦め問題集について

 この書籍は、第四級海上無線通信士の問題集です。他に問題集もあまり見当たりませんので「必須の問題集」かと思います。2017年9月に最新版が発売になりました。新しいものを使用して勉強することをお勧めします。

四海通 第四級海上無線通信士 無線従事者国家試験問題解答集

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 次回は航空無線通信士について書きたいと思います。記事のリンクを貼っておきます。
 http://kamau1997.seesaa.net/article/377985203.html


 四海通の関連記事のリンクを貼っておきます。
 http://kamau1997.seesaa.net/article/377594654.html


 関連記事のリンクです。
 http://kamau1997.seesaa.net/article/376487795.html
 http://kamau1997.seesaa.net/category/21829040-2.html
 http://kamau1997.seesaa.net/category/21829037-1.html












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posted by KAMAU at 03:37| Comment(6) | 無線通信士 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月26日

第四級海上無線通信士とはどのような資格か







 第四級海上無線通信士とは「どのような資格であるか?」について書きたいと思います。短縮した表記では四海通のように表現されることも多いので、このサイトでもどちらも利用させていただきます。





 船舶や海岸局の無線設備を操作して国内通信を行う資格
 第四級海上無線通信士は基本的に船舶や海岸局の無線設備で、国内通信を行うための操作や船舶のレーダーを取り扱うためのものです。

 海岸局の設備も一部操作することができますので、通信の相手方は船舶になりますが、陸上の設備も取り扱うことができます。就職ということから考えると取得しても「それほど有利にはならない」と思います。



漁船2.jpg




 登録検査等事業者制度の点検員になることができる資格
 この資格は無線設備の検査を行う登録検査等事業者制度の点検員になることができます。その上に第1級陸上特殊無線技士には「許可されていない」海岸局や船舶局の設備の点検もできるため、この点から考えると1陸特よりも「就職に有利になることがある」といえます。

 船舶や海岸局の無線設備の検査や点検は、船舶が安全に航行するためにも非常に重要な仕事です。また漁船などは数も多いので、点検しなければならない無線設備はたくさんあります。

 そういった面では、船舶や海岸局の無線設備を点検できる点検員なることができるのは「大きいこと」と思います。このようなことから1陸特を取得した上で、四海通を取得することも「意味のあること」と言えると思います。

 しかし海岸局以外の陸上の無線設備の点検員になるには、やはり「1陸特は持っていた方がいい」と思います。陸上設備の点検員を目指すのであれば、四海通のみ所有するのではなく「1陸特と合わせて持つ方がいい」と思います。

 しかし中高年での就職の採用可能性を考えると「ビル管理関係資格の方が有利」と思います。それゆえ最初に取得する資格としては、ボイラー技士や第3種電気主任技術者のような資格から取得することをお勧めします。





 必ずしも第三級海上無線通信士の下位ではない資格
 そして、この資格は「第四級海上無線通信士」という名前にはなっていますが、必ずしも第三級海上無線通信士の下位資格ではありません。技術操作においては、三海通にはできなくても、四海通にはできることがありますので、三海通とあわせ持つことが意味あることになります。

 少し具体的に言うと三海通の資格では、無線設備の外部の転換装置しか操作できません。しかし四海通では空中線電力の制限はありますが、無線設備の操作となり、外部の転換装置という言葉が外れている部分があります。それゆえ一部で外部の転換装置以外の操作もできるようになります。

 また四海通は「第四級アマチュア無線技士」の操作を行うことができますが、三海通では行うことができません。ここでも技術操作の範囲は「四海通の方が上」ということになります。

 もちろん通信操作においては、三海通の方が上位資格です。三海通は「国際航海における国際通信」を行うことができますが、四海通では行うことができません。

 四海通は通信操作においては「国内通信の操作しかできない」ことになります。それゆえ四海通取得後には、三海通も是非取得したいところです。三海通は「通信操作においては」一海通と同じ操作を行うことができます。



漁船1.jpg




 第1級海上特殊無線技士の完全な上位でもない資格
 また基本的に無線通信士は、特殊無線技士の上位資格ですが、第1級海上特殊無線技士にできることで、四海通にはできないことがあります。それは1海特に許されているGMDSSに関係する国際VHFの取り扱いです。四海通では、この操作を行うことができません。

 それゆえ1海特と四海通をあわせ持つことも意味のあることになります。もちろん技術操作は、四海通の方が1海特よりも上位資格になります。1海特も技術操作においては「無線設備の外部の転換装置」しか操作できません。

 そして1海特では「登録検査等事業者制度の点検員になる」ことはできませんし、第四級アマチュア無線技士の操作も行うことができません。

 このあたりが無線資格の「ややこしいところ」になるのですが、四級という名称でも一級という名称の特殊無線技士よりも上位になることもあるし、通信操作においては下位になることもあります。また三海通よりも技術操作では上位であり、通信操作では下位であったりします。

 また四海通を取得すれば、三海通と1海特の無線工学を免除で受験することができます。三海通を持っていれば、四海通の法規は免除で受験できます。





 養成過程講習会で取得することも可能
 第四級海上無線通信士は「養成課程講習会で取得する」ことも可能です。しかし、今現在は、一般公募で募集している講習会は無いようなので、一般の人は国家試験で取得する以外方法が無さそうです。





 国家試験の時期と受験申請の時期について
 それでは国家試験の受け方等を書きたいと思います。受験料は平成30年現在で7062円です。国家試験の開催時期は毎年2月と8月に行われます。受験申請の時期は、12月上旬〜中旬、6月上旬〜中旬にかけて受け付けられます。

 受験申請の方法は、インターネットによる申請と、受験申請書を書類として提出する方法があります。申請の仕方は1陸特の時と同じなので、関連記事のリンクを貼っておきます。

 http://kamau1997.seesaa.net/article/376679064.html


 その他の試験地等の詳しい国家試験案内は、日本無線協会のホームページに書いてありますのでリンクを貼っておきます。参照下さい。

 http://www.nichimu.or.jp/kshiken/pdf/4kai-ku.pdf





 四海通の免許証を紹介します。見開き型になっていて英語表記もされています。個人情報の部分は、モザイクになっていますが御了承下さい。


ID144.jpg



四海通日本語.jpg


四海通英語.jpg




 次回は四海通の勉強方法や使用する参考書と問題集について書きたいと思います。記事のリンクを貼っておきます。
 http://kamau1997.seesaa.net/article/377691218.html


 関連記事のリンクです。
 http://kamau1997.seesaa.net/article/376487795.html
 http://kamau1997.seesaa.net/category/21829040-2.html
 http://kamau1997.seesaa.net/category/21829037-1.html












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posted by KAMAU at 03:27| Comment(4) | 無線通信士 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月15日

航空無線通信士を受験するための参考書にオーム社から新しいものが発売になりました







 航空無線通信士の受験対策用の参考書としてオーム社から「やさしく学ぶ 航空無線通信士試験」という新しいものが2016年6月に発売になりました。この参考書は、無線工学と法規は、重要事項を解説したテキストの部分と過去に出題された問題の解答と解説をしている部分に分かれています。

 過去に出題された問題の解説は詳しくて、丁寧であると受験者からの評価も高い参考書です。しかしながら収録されている問題数は、150問程度となっていて、競合する東京電機大学出版局の「航空無線通信士 試験問題集 (合格精選400題)」よりかなり少なくなっています。

 また、このオーム社のやさしく学ぶシリーズは、一問一問の解説は東京電機大学出版局と比べても詳しくて勉強しやすいという評判です。収録されている問題も効率よく無駄無く選ばれていて、合格を目指すだけであるならば、これらの問題を勉強しておけば大丈夫かと思います。

 何より一番いいのは、出版日が2016年6月と非常に新しいことにあります。最近の出題傾向も十分に反映されているものと思います。

 しかし私個人としては、無線従事者国家試験の場合は、過去に出題された問題を数多く勉強することも大切と思うので、東京電機大学出版局の参考書もお薦めのように思います。ただし、この参考書の出版日は、2013年5月と少し古くなってきているように思います。



 それでは、今回新しく発売になったオーム社の「やさしく学ぶ 航空無線通信士試験」の通信販売を紹介します。下記のバナーからリンク先で購入できます。送料は通常配送であれば無料です。



 この書籍は、オーム社の「やさしく学ぶ 航空無線通信士試験」です。

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 この書籍は、東京電機大学出版局の「航空無線通信士 試験問題集 (合格精選400題)」です。

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 航空無線通信士の無線工学と法規を勉強するための参考書や問題集を紹介している別記事へのリンク先です。
 http://kamau1997.seesaa.net/article/378055372.html


 無線通信士、特殊無線技士関連記事のリンクを貼っておきます。
 http://kamau1997.seesaa.net/category/21829040-1.html
 http://kamau1997.seesaa.net/category/21829037-1.html



























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posted by KAMAU at 20:03| Comment(4) | 無線通信士 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月23日

航空無線通信士と海上無線通信士の英語対策のために洋書を紹介

 航空無線通信士と三級以上の海上無線通信士、総合無線通信士には英語の試験があります。そして無線関係資格にチャレンジしている方には、この英語の試験を苦手にしている方も多いかと思います。

 英語試験対策の一つに無線通信に関する国際法規を勉強することが有利になるということは、前に書いた記事でも紹介しました。

 その理由の一つは、この国際法規の文章の中から必ず出題される問題があるからです。今までにも対策用の書籍を紹介してきましたが、今回は実際に外国で出版されている無線通信規則関係の書籍を紹介します。

 国際法規というよりは、自国の無線関連法規の書籍ですが、無線通信規則に関係する英語の勉強には大変良いのではないかと思います。

 これらの書籍を購入して勉強するのも非常に無線関係英語の勉強には有益なものと思います。ただし、日本語訳は掲載されていない書籍ですので、その点は十分考慮の上でご購入ください。

 下記のバナーから通信販売で書籍を購入できます。世界中送料無料というサイトですので、是非利用してみて下さい。




 その他にも英語の勉強等で色々な洋書を購入したい方には、下記バナーのサイトは大変便利と思います。送料無料の上にかなりの割引で購入できる書籍もありますので、お徳です。

 資格の勉強でも自分の勉強している技術の分野を英語で勉強してみるのも面白いと思います。





 無線通信士関係の記事を書いているカテゴリーのリンクを紹介します。
 http://kamau1997.seesaa.net/category/21829040-1.html



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posted by KAMAU at 20:06| Comment(0) | 無線通信士 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする