第三級海上無線通信士の英語の国家試験対策について書きたいと思います。その対策方法は「航空無線通信士と同じと考えてよい」と思います。出題形式のようなものは「ほぼ同じ」です。
三海通の英語の試験レベル 第三級海上無線通信士の英語の試験は、一海通、二海通、そして一総通と同じ時間帯に、同じ問題を使用して、同時に行われます。それゆえ無線従事者関連の英語の試験では「一番難易度が高い」と言えます。
しかし、これはあくまで「無線従事者国家試験の中では」ということです。英検やTOEIC、TOEFL のような英語の試験と比べれば、難しいものではありません。
三海通の英語の試験に「合格できたから」といって、船舶の国際移動業務の無線通信で「困らない」ようなレベルの試験ではありません。必要最低限のレベルと言っていいと思います。
そして三海通の英語のレベルも「航空通と大きく差は無い」ように感じます。若干「三海通の方がレベルが高い」と思います。航空機と船舶では違う部分がありますので、問題もそれぞれに特徴的なものが出題されます。
航空機に、そして船舶に特徴的なものが出題されます。
英語でも必ず出題される国際電波法規 第三級海上無線通信士の英語の筆記試験にも海上移動業務に関する「国際文書の規定に沿った問題」が必ず出題されます。このように書くと「専門的な文章が出てきて難しそう」に感じるかと思います。
しかし、これは逆に「点数が取りやすい」問題です。それゆえ確実に点数を取りたいところです。その理由としては、国際電波法規は、どちらにしても法規で必ず勉強しなければなりません。
日本語で勉強できる書籍もありますので、日本語で勉強していれば、英語がよくわからなくても、書いてある内容がわかってしまいます。それゆえ国際電波法規を勉強しておくことは、英語の対策として非常に役立ちます。
長文読解の問題に「必ず1問は出題されます」ので「ここでは点数の取りこぼしがないように」します。
そして、その必ず出題される文章は、下記に紹介する(Extracts from Constitution and Convention of the International Telecommunication Union and the Radio Regulations)という書籍の中から同じ文章が出題されます。
このようなことから、この書籍の英語を読んで、何が書いてあるかわかるぐらいまで「国際電波法規を日本語で勉強しておく」と良いと思います。
英語で書いてある国際電波法規の書籍 下記のバナーからリンク先で購入することができます。 この書籍は、情報通信振興会の(Extracts from Constitution and Convention of the International Telecommunication Union and the Radio Regulations)です。この中から長文読解の英語の文章が「必ず1問は出題される」と言われています。
2018年3月に最新版が発売になりました。新しいものを使用して勉強することをお勧めします。
この書籍は、国際電波法規の英文を勉強するときに役立つ英和辞典です。無線通信に関係する文書なので専門的用語がありますので、この辞書があると便利です。
日本語で国際電波法規が勉強できる書籍 国際電波法規を勉強するための書籍を紹介します。この書籍は日本語で書いてありますので、日本語で勉強することができます。この内容をよく勉強しておけば、この内容が英文で出題されても「少し読めば」内容がすぐに理解できまるようになります。
それゆえ英語対策にも効果があります。もちろん国内法規も「この国際法規を基に作成されている部分があります」ので法規の勉強にもなります。
この書籍は、情報通信振興会の「学習用国際電波法規」です。
2018年1月に最新版が発売になりましたので、新しいものを購入して勉強することをお勧めします。
お薦めな英語の参考書 第三級海上無線通信士の英語の参考書として「一番お薦めなのは」養成過程講習会で使用される教科書です。三海通も養成過程講習会で取得できる資格です。しかし一般公募で行われる講習会は「今現在は無い」ようです。
それゆえ国家試験で取得することになるのですが、講習会の教科書は市販されていて、講習を受けなくても誰でも購入することができます。この教科書が参考書として一番お薦めです。
理由としては「養成過程講習会で取得できる」ということは、この教科書の内容を勉強していれば「資格が取得できる」ということになります。このことから国家試験も「この教科書に準拠した内容の問題」が出題されることになります。
それゆえ、英語の試験対策として「この教科書を勉強しておく」ことは重要です。
この書籍は、第三級海上無線通信士の養成過程講習会で使用されている英語の教科書です。参考書にするには最適です。
2016年6月に最新版が発売になりましたので、新しいものを購入して勉強することをお勧めします。
英語のお薦め問題集 無線従事者国家試験は、英語の試験も含めて、過去に出題された問題を「じっくり勉強しておくこと」が重要です。電気通信振興会から過去に出題された問題を収録した問題集が発売されていますので紹介します。
これを繰り返し勉強して「出題形式に慣れておく」必要もあります。この問題集は解答は付いていますが、詳しい解説が付いていませんので注意が必要です。
しかし航空無線通信士と違って、これ以外に「市販の問題集も発売されていません」ので「これを利用するしかない」と思います。
この書籍は、情報通信振興会の「海上無線通信士 無線従事者国家試験問題解答集」です。
2018年10月に最新版が発売になりましたので、新しいものを購入して勉強することをお勧めします。
英会話の試験対策について そして最後に英会話の対策について書きたいと思います。この試験も航空通と同様に会話と言うよりは、ヒアリングの試験に近いです。英語で2回繰り返し読まれた文章に対する回答を「選択肢から選ぶ」という形式です。
内容的には海上移動業務で必要になる「船舶通信に関係する内容」と「日常会話的な一般的内容」と、どちらも出題されます。7問出題されますが「3問以上正解できない」と不合格になってしまいます。
いくら「他の長文読解や和文英訳の問題が満点でも」英会話だけで「不合格になってしまいます」ので注意が必要です。
その他の合格基準は、日本無線協会のホームページに書いてありますので、リンクを貼っておきます。
http://www.nichimu.or.jp/kshiken/pdf/gokijun.pdf 英会話の練習には、無線通信士用のCDが発売されていますので「これを利用すると良い」と思います。この中に収録されている練習用の文章は「全て暗記するぐらい聞き込むこと」をお勧めします。
そして「それに対する回答も全て選べるようにしておく」必要があります。特に疑問詞のWhen、Where、Whatなどの5W1Hの部分は「注意して聞く習慣を身につける」ことをお勧めします。
この商品は、情報通信振興会の「無線通信士用 英会話CD」です。送料無料で購入できます。
2018年9月に最新版が発売になりましたので、新しいものを使用して練習することをお勧めします。
さらに英会話力を高めるために 国家試験に合格するだけであるならば「上記のCDを購入して勉強すれば大丈夫」と思います。しかし上記でも書いたように、この無線従事者の国家試験に合格しても、飛行機や船舶の国際通信で「困ることは無い」というレベルではありません。
試験は必要最低限のレベルでしかありません。それゆえ「もっと英会話力をつけたい」という方には、下記で紹介する英会話教材のようなものを利用して勉強することもお勧めです。
無線従事者の国家試験の日常英会話の出題部分に関しても「大きく効果がある」と思います。英会話力を高めるためには「数多くの文章を聞いて慣れる」ことが重要です。
この教材は「1日6分聞くだけで英語が話せる」ということを目標にして作られた教材です。「まさか?」と思うかもしれません。しかし「継続は力なり」です。毎日6分英会話を聞いていれば、ヒアリングの力が高まることは間違いありません。
重要なことは「長い時間やらなくてもいい」ので「とにかく毎日聞く」ことです。1日休んだだけでもヒアリング力は少し下がってしまいます。1日6分でいいわけですから「必ず毎日聞くようにしたい」ところです。
これを続けることによって、英語のヒアリング力は「かなり上がってくる」と思います。「聞き流すだけでいい」という話も聞きますが、個人的には「何を話しているか理解しようとする努力」は、しながら聞いた方が「効果が上がる」と思います。
聞いていて、結果的に「何を話しているか」わからなくてもいいので「理解しようとする努力」は「しながら聞いた方がいい」と思います。1日6分でいいわけですから「毎日6分間だけ集中して」聞いてみましょう。
ここでは第三級海上無線通信士の「国家試験に合格すること」を目標としますので「話せる」にこだわらずに「ヒアリング力」を上げるということに「こだわりたい」と思います。
下記のバナーからリンク先で英会話教材が購入できますのでご利用ください。 無線通信士の英語試験対策には英会話(ヒアリング)を克服する必要があります。英会話(ヒアリング)の能力をアップするためにお薦めな英会話教材を紹介している別記事がありますのでリンク先を紹介します。
http://kamau1997.seesaa.net/article/401459307.html 次回からは第一級陸上無線技術士について書きたいと思います。記事のリンクを貼っておきます。
http://kamau1997.seesaa.net/article/378958325.html 関連記事のリンクを貼っておきます。
第三級海上無線通信士を取得する意義
http://kamau1997.seesaa.net/article/378337247.html 無線通信士関係カテゴリー
http://kamau1997.seesaa.net/category/21829040-1.html 特殊無線技士関係カテゴリー
http://kamau1997.seesaa.net/category/21829037-1.html
資格・スキルアップ ブログランキングへ
にほんブログ村ブログ王ランキングに参加中!