第一級陸上無線技術士の受験対策のための参考書の選び方と、東京電機大学出版局の参考書と情報通信振興会の問題集を紹介します。
参考書は「どれを選べば良いのか?」
第一級陸上無線技術士の参考書には、オーム社の「やさしく学ぶ」シリーズと東京電機大学出版局の「1・2陸技受験教室」シリーズ、そして情報通信振興会の「完全マスター」シリーズ等があります。
実際に購入するとなると「どの参考書を選べばいいのか?」迷ってしまうと思います。しかしながら、1陸技で出題される内容は、大学の工学部卒業ぐらい技術知識のレベルです。
それゆえ「それぐらいの知識が無いと」そう簡単には理解できません。そして参考書も「大学の工学部卒ぐらいの技術の知識がある」ことを前提に説明されています。
このようなことから、このレベルに達していない人が参考書を読むと「どれを選んでも理解できない」ということに繋がってしまいます。1陸技は、上級資格であるので「このレベルになると」本当に初歩的なことから1冊の書籍で説明するのには限界があります。
また初級レベルの人が受ける資格ではないので、一般的に市販されている1陸技の参考書では、電気、電子、無線、通信といった分野を初歩から解説している参考書はありません。
それゆえ、参考書を読んで「難解」と思うようであれば、やはり下位資格の第1級陸上特殊無線技士や第四級海上無線通信士、航空無線通信士、工事担任者のような資格を先に取得して、基礎知識をつけてから「1陸技にチャレンジする」ことをお勧めします。
1陸技は大学卒と同等にみなされる
第一級陸上無線技術士の資格を持っていて、無線技術士として公務員等で採用になると(海上保安庁、空港、警察等)大学卒業でなくても「大学卒と同じ待遇にしなければならない」ことになっています。(無線技術士として採用されていなければ、この限りでありません)
ようするに第一級陸上無線技術士の資格を持っていると「大学の工学部卒と同じ専門知識を持った人」にみなされます。それゆえ、試験の出題レベルは「大学の工学部の知識が必要なレベル」ということになります。
このようなことから、ある程度の技術の知識が無い人が、参考書を読んでも簡単には理解できません。実際に参考書を読んでみても「どの参考書もわかり難い」ということになってしまいがちです。
「どれを選ぶか?」よりも「じっくり勉強する」ことが重要
大学の工学部を卒業しているとか、既に工事担任者の資格や無線通信士の資格を持っている方で「どの参考書にするか?」悩んでいる方は、個人的には「どれを選ぶか?」ではなく「選んだら」それを信じて「じっくり勉強する」ことの方が重要と思います。
それでも「どのような選び方をするか?」と言えば、価格で決めてもいいと思います。またオーム社と東京電機大学出版局のものは、このサイトに紹介しているバナーからリンク先で、内容が一部閲覧できますので、少し試読して内容を決めても良いと思います。
購入したら「その参考書が一番いい」と信じて「じっくり勉強すること」に専念した方が良いです。前回はオーム社の参考書の通信販売を紹介しましたが、今回は東京電機大学出版局のものを紹介します。
下記のバナーからリンク先で購入できます。
東京電機大学出版局「1・2陸技受験教室」
この書籍は、東京電機大学出版局の「1・2陸技受験教室」シリーズ 無線工学の基礎の参考書です。
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この書籍は、東京電機大学出版局の「1・2陸技受験教室」シリーズ 法規の参考書です。2019年12月に最新版が発売になりましたので、新しいものを使用して勉強することをお勧めします。
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この書籍は、東京電機大学出版局の「1・2陸技受験教室」シリーズ 無線工学Aの参考書です。
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この書籍は、東京電機大学出版局の「1・2陸技受験教室」シリーズ 無線工学Bの参考書です。
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第一級陸上無線技術士のお薦め問題集
情報通信振興会「第一級陸上無線技術士 無線従事者国家試験問題解答集」
そして問題集は、情報通信振興会のものを紹介します。最終仕上げに模擬試験的に使用するのにお薦めです。
この書籍は、情報通信振興会の「第一級陸上無線技術士 無線従事者国家試験問題解答集」です。 2019年10月に最新版が発売になりましたので、新しいものを使用して勉強することをお勧めします。
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一陸技 無線従事者国家試験問題解答集(平成27年1月期〜令和元年7月期) 新品価格 |

オーム社「第一級陸上無線技術士 過去問解答・解説集」
またオーム社から、第一級陸上無線技術士の最新版の問題集が発売になりましたので紹介します。問題の解説の詳しさからいうと、上記の情報通信振興会のものより詳しいと思いますので、こちらの方がお薦めです。
最新の問題を勉強する上では、解説も詳しいので良い書籍と思います。ただし、こちらも4年分の問題しか収録されていませんので、この問題集だけでは、不十分のように思います。
それゆえ、やはり東京電機大学出版局の問題集と合わせて勉強することをお勧めします。問題集としては、東京電機大学出版局のものは必須で、その他に情報通信振興会のものか、オーム社のものか、どちらかがあった方がよいのではないかと思います。
この書籍は、オーム社の第一級陸上無線技術士 過去問解答・解説集です。2020年3月に最新版が発売になりましたので、新しいものを使用して勉強することをお勧めします。
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2020-2021年版 第一級陸上無線技術士試験 吉川先生の過去問解答・解説集 新品価格 |

東京電機大学出版局「第一級陸上無線技術士試験問題集」
この書籍は、東京電機大学出版局の「第一級陸上無線技術士試験問題集」です。2020年2月に待望の最新版が発売になりましたので、新しいものを使用して勉強することをお薦めします。
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次回は情報通信振興会の参考書を紹介したいと思います。記事のリンクを貼っておきます。
http://kamau1997.seesaa.net/article/379443833.html
第一級陸上無線技術士に合格するために必要な数学について書いた記事へのリンクです。
http://kamau1997.seesaa.net/article/ichirikugisugaku.html
関連記事のリンク先を紹介します。
第一級陸上無線技術士関係カテゴリー
http://kamau1997.seesaa.net/category/21013711-1.html
無線通信士関係カテゴリー
http://kamau1997.seesaa.net/category/21829040-1.html
特殊無線技士関係カテゴリー
http://kamau1997.seesaa.net/category/21829037-1.html
工事担任者関係カテゴリー
http://kamau1997.seesaa.net/category/20945646-1.html

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陸上特殊無線技士だったらなんとか2級は取得していますが、時間が経ってしまうと忘れてしまいますよね。
短期集中で取得できないとモチベーションも保てませんし、いい参考書に出会うことが大切ですよね。
2陸特をお持ちなのですね! 次のお薦めとして第1級陸上特殊無線技士あたりは、どうでしょうか? この資格は、それほど難しくありませんし、取得すれば、就職にも有利になるというメリットがあります。
第2級海上特殊無線技士であれば、2級の陸上特殊無線技士とほぼ同じレベルで簡単に取得することができます。
是非チャレンジしてみてください。今後ともよろしくお願いします。
毎日、感心しております。
今日も応援していきますね。
第一級陸上無線技術士の国家試験は、大学工学部卒と同程度の知識が必要になってくるんですよね。
参考に示されている図書の中身をみて、チンプンカンプンな場合はやはり第1級陸上特殊無線技士や第四級海上無線通信士、航空無線通信士、工事担任者のような資格を先に取得して基礎力を付けることが先ですね。
いつも素敵な情報ありがとうございます。
こんにちは。
ブログランキングから来ました。
「第一級陸上無線技術士」
凄い資格なんですね。
資格を持っている人、凄いとおもいました。
応援して帰ります。