2017年05月08日

航空無線通信士の資格取得について







 航空無線通信士とは、どのような資格であるかについて書きたいと思います。省略して航空通のように表記されることがありますので、当サイトでもどちらの表現も利用したいと思います。





 航空無線通信士とはどのような資格か?
 この資格は、基本的に航空運送事業に関係する飛行機のパイロットや航空管制官に必要となる資格です。航空特より上位資格であるため、国際通信を行うことができる資格です。旅客機のパイロットや外国籍の飛行機を航空管制するには必要な資格です。

 航空管制官は、この資格を取得して航空管制を行いますが、航空無線通信士の資格を取得しても、管制官になるのに有利になることはありません。管制官になるには、航空保安大学校のようなところに入る必要があります。

 そして、この資格は養成過程講習会でも取得できますので、このような学校に入ると、航空通を取得するための講習会のカリキュラムが組まれています。それゆえ、あらかじめ、この資格を取得していることが有利には繋がりません。



管制塔1.jpg




 登録検査等事業者制度の点検員になることができる資格
 このようなことから、この資格を取得しても、就職に有利になるとは言えないところがあります。しかし、航空通も無線設備の検査を行う登録検査等事業者制度の点検員になることができます。無線設備の定期検査のための点検をしている会社には、就職できる可能性が出てきます。

 そして第1級陸上特殊無線技士には許されていない、航空局や航空機局も含めての点検員になることができます。そういう点では、1陸特よりも就職に有利なところがあるといえます。

 しかし自家用の飛行機は、それほど多くないので、四海通で漁船の無線設備を点検する需要に比べると、航空機局の点検の需要は、それほど多くありません。

 また陸上の無線設備で、携帯電話の基地局のような所を点検をするには、第1級陸上特殊無線技士の方が有利に働く可能性があるので、このようなところへの就職を目指すには、1陸特も取得しておいた方がいいと思います。





 登録検査等事業者制度の点検員を目指すには、1陸特、四海通、航空通全てを取得するのがベスト
 就職で登録検査等事業者制度の点検員を目指すのであれば、船舶局や海岸局の設備、航空機局や航空局の点検もできるようにするために1陸特、四海通、航空通を取得しておいた方がいいと思います。もちろん第1級陸上無線技術士を取得しておくのがベストです。

 しかし中高年の就職の可能性として考えると、登録検査等事業者制度の点検員よりも、やはりビル管理関係の仕事の方が採用の可能性が高いと思います。それゆえ先に取得するならば、ボイラーや電気工事士、電験3種のような資格を先に取得した方が良いと思います。



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 養成過程講習会でも取得可能
 航空無線通信士も養成過程講習会で取得することができます。受講資格は、高校を卒業していれば、誰でも受講できます。しかし、この講習会が一般公募で行われるのは、東京のみで、受講期間も2週間以上あり、この期間の宿泊費や交通費が必要になります。

 また講習会の受講料も20万円以上なので、個人で受けるのはあまり現実的でないように思います。それゆえ、国家試験で取得することをお勧めします。





 国家試験の時期と受験申請の方法
航空無線通信士の国家試験は、四海通と同じ時期の2月と8月に行われます。受験料は平成29年現在で、9062円です。受験申請の時期は、12月上旬〜中旬と6月上旬〜中旬にかけて受付られます。受験申請の方法は、インターネットによる申請と受験申請書を書類で提出する方法があります。


 インターネットによる申請は、日本無線協会のホームページで行うことができますので、リンクを貼っておきます。
 http://www.nichimu.or.jp/ 


 受験申請書の入手方法は、情報通信振興会の通信販売で購入する方法が簡単と思いますので、リンクを貼っておきます。
 http://www.dsk.or.jp/shop/68_264.html


 その他試験地など国家試験の詳しい情報は、日本無線協会のホームページに書いてありますので、リンクを貼っておきます。
 http://www.nichimu.or.jp/kshiken/pdf/4kai-ku.pdf





 航空無線通信士の免許証を紹介します。形式は四海通と同じです。見開き型で英語表記のページがあります。個人情報の部分はモザイクになっていますが御了承下さい。


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航空通表紙.jpg


航空通日本語1.jpg


航空通英語1.jpg






 次回は航空通の試験科目やその対策について書きたいと思います。記事のリンクを貼っておきます。
 http://kamau1997.seesaa.net/article/378055372.html


 無線通信士と特殊無線技士関連の記事
 http://kamau1997.seesaa.net/category/21829040-1.html
 http://kamau1997.seesaa.net/category/21829037-1.html

















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posted by KAMAU at 16:46| Comment(7) | 無線通信士 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。ブログランキングから気になって来ました(^^)
航空無線通信士の試験は年に2回あるのですね!

僕も去年航空系の試験ではありませんが、取得するための試験を受けました。

試験にかかる費用とか何月にあるとか詳しく書かれていらっしゃるので、興味ある方にとってはすごく勉強になると感じました。応援させて頂きます。
Posted by タカ at 2016年02月13日 10:52
タカさん、はじめまして!

コメントありがとうございます。

無線通信士の試験は、年に2回行われます。年1回しか行われない試験が多い中で受験しやすい資格かと思います。

年に1回しか行われない試験は、そのモチベージョンを持続するのが大変です。

タカさんも資格を取得するための試験を受けたということで、良い結果だといいですね!

今後ともよろしくお願いします。
Posted by KAMAU at 2016年02月13日 23:28
こんにちは。
日本の資格とはいえ、国際的に使われている英語は欠かせないですよね。
もっともっと、日本の教育カリキュラムも英語を大切にしていくべきだと思いますね!
Posted by マレク at 2016年08月05日 10:39
マレクさん、こんにちは! コメントありがとうございます。

日本の英語教育とは別に英検とかTOEICなど目指す学校が増えてもいいような気はします。このような英語教育に力を入れているという特色の中学校や高校がもっと増えてもいいような気がします。
Posted by KAMAU at 2016年08月06日 03:14
KAMAUさん、こんにちは。いつもありがとうございます。
航空無線が一般で習得できるのは初めて知りました。
費用を考えると国家資格を取るほうが安く済みますね。
参考になります。応援して帰ります。
Posted by ryouji at 2016年08月06日 06:31
ryouji さん、こんにちは! コメントありがとうございます。

航空無線通信士を取得すれば、レーダーも含めて飛行機の無線設備や地上の航空無線設備を点検できる点検員にもなることができますからね。

パイロットや航空管制官は、国家試験という形では試験を受けないのではないかと思います。

航空無線通信士は、養成課程講習会でも取得できますので、パイロットになるためのカリキュラムや航空保安大学校の授業の中に講習会が組み込まれているのではないかと思います。

そして授業を受けて試験に合格すれば免許が取得できるようになっているのではないかと思います。

航空という名称の資格は、そう多くはないと思いますので取得してみるのも面白いと思います。
Posted by KAMAU at 2016年08月09日 03:45
KAMAUさん、おはようございます。
東京に2週間以上住み、かつ受講料も20万円以上するのなら、試験代9062円で頑張ればいいですね。応援していきますね。
Posted by トシカズ at 2017年05月10日 08:36
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