2021年02月23日

第一級海上特殊無線技士の取得について







 第一級海上特殊無線技士の取得について書きたいと思います。この資格も基本的には、2海特と同様に船舶局の無線設備の一部と、レーダー等を扱うことができる資格です。一部海岸局の設備も取り扱うことができます。





 その前に中高年で失業したことにより、就職活動をする上で「資格を持っている」と比較的に採用の可能性が高くなる職種にビル設備管理があります。


 「どのような資格を取得すればいいのか?」を調べている方は、関連記事のリンクを貼っておきますので「そちらから読んでいただければ」と思います。
 http://kamau1997.seesaa.net/article/372346464.html





 GMDSSに基づく設備の一部を使用できる
 2海特にはできないことで、1海特に許可されているのは、GMDSSに関係する国際VHF等やデジタル選択呼出装置を扱うことができることです。

 GMDSSとは、人工衛星などを利用して、遭難時に安定した通信を確保するために、国際法規に準じた無線通信を行うためのシステムのことです。

 このGMDSSのシステムを利用するための無線設備を1海特の資格で一部使用できるようになります。しかし第1級海上特殊無線技士の資格では、国際航海のための通信を行うことができません。

 国際航行を行うための無線設備は一部使用できるようになりますが、国際航行のための通信を行うことはできません。1海特の資格では、大まかに言って2海特の操作範囲と国内での外国の船舶との通信や日本近海での外国の船舶との通信を行うための資格ということになります。

 また、1海特に許可された船舶の規模の中で船舶地球局の無線設備を使用できるようになります。船舶地球局とは、人工衛星のインマルサットを利用した無線設備です。

 1海特の国家試験の受験申請方法等は、他の特殊無線技士と同じですので、関連記事のリンクを貼っておきます。そちらを参照して下さい。

 http://kamau1997.seesaa.net/article/376679064.html



漁船3.jpg




 試験科目と対策

 試験科目は、以下の通りです。

 無線工学
 法規
 英会話
 電気通信術

 無線工学と法規に関しては、2海特とほとんど変わりありませんし、電気通信術も航空特の試験と同じです。しかし、新しく「英会話」という試験があります。この試験があるのは、特殊無線技士の中では1海特のみです。

 ある意味で英検やTOEFL、TOEICのような英語の試験を受けたことが無い人にとっては「一番対策の難しい試験」かもしれません。英会話の試験対策などは、少し長くなりますので次回の記事で書きたいと思います。

 無線工学と法規は2海特とレベルもほぼ変わりません。出題される問題も既出問題がほとんどなので、対策も2海特と同じで構いません。問題集をじっくり勉強すれば十分合格できます。

 無線工学と法規は、合格基準も2海特と同じです。1海特と2海特の「レベルの違いは何か?」というと、それは「英会話の試験があるか無いかの違い」といって差し支えありません。

 この英会話の試験もそれほど難しい試験ではないのですが、普段英語に慣れていない場合には「少し抵抗があるのではなか」と思います。電気通信術も航空特を受けていれば「ほとんど問題なく対応できる」と思います。

 電気通信術の試験の方法は、関連記事に書いてありますのでリンクを貼っておきます。

 http://kamau1997.seesaa.net/article/377258453.html






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 養成過程講習会でも取得可能
 第1級海上特殊無線技士も養成過程講習会を受講して修了すれば、国家試験を受けなくても免許証の交付が受けられます。受講の制限も無く、誰でも受けることができます。しかし一般公募の講習会は、東京と近畿だけでしか行われていません。

 高専や短大、大学で英語を履修して卒業していれば、講習会では英語が免除されます。

 講習期間は、英語の免除がなければ1週間になりますので、宿泊が必要になれば費用もかかります。また受講料も80,000円前後と高額となりますので、国家試験で取得することをお勧めします。(英語を免除で受講すると費用は、56,000円前後です。)

 養成過程講習会の日程は、日本無線協会のホームページに書いてありますのでリンクを紹介します。

 http://www.nichimu.or.jp/yousei/index.html





 参考書や問題集は英語以外は2海特と共用
 それでは、第1級海上特殊無線技士に合格するための対策用書籍を紹介します。英語の教科書以外は、全て第2級海上特殊無線技士と共用の教科書や問題集です。

 それゆえ2海特を受けたことがある方は、新しく購入する必要はありません。2海特を既に持っている方でも「試験そのものは免除になりません」ので、全ての科目を受ける必要があります。

 しかし教科書や問題集で新たに必要になるものは英会話対策のものだけとなります。



 下記のバナーからリンク先で購入することができます。



 1海特も無線工学と法規は、過去に出題されたものと同じ問題が出題されますので、以下の問題集を覚えていけば、合格基準点を取ることができます。

 しかし、この問題集は解説があまり詳しくなく、ポイントのみが書いてあります。それゆえ「詳しい解説が欲しい」とか、将来的に上級の無線通信士を目指す方は、下記に紹介する教科書も購入して「基礎からじっくり勉強する」ことをお勧めします。





 特殊無線技士のお薦め問題集

 この書籍は、誠文堂新光社の「特殊無線技士問題・解答集 2021年版」です。2020年12月に最新の2021年版が発売になりました。新しいものを使用して勉強することをお勧めします。

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 第一級海上特殊無線技士のお薦め参考書
 第1級海上特殊無線技士も、養成過程講習会で使用する教科書が市販されています。講習会を受講しなくても、誰でも購入できますので参考書にするには最適です。


 この書籍は、第1級海上特殊無線技士の養成課程講習会で使用している無線工学の教科書です。参考書にするには最適です。(この教科書は、2海特と共用になっていますので、2海特で購入した場合は購入の必要はありません)

 2019年3月に最新版が発売になっていますので、新しいものを使用して勉強することをお勧めします。

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 この書籍は、第1級海上特殊無線技士の養成課程講習会で使用している法規の教科書です。参考書にするには、最適です。(この教科書は、2海特、レーダー海特と共用になっていますので、これらの資格を受験する時に購入した場合は、再度購入する必要はありません)

 2020年9月に最新版が発売になりましたので、新しいものを使用して勉強することをお勧めします。

第一級・第二級・レーダー級海上特殊無線技士 法規 (無線従事者養成課程用標準教科書)

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 この書籍は、第1級海上特殊無線技士の養成課程講習会で使用している英語の教科書です。参考書にするには最適です。

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 次回は1海特の英会話の対策について書きたいと思います。記事のリンクを貼っておきます。
 http://kamau1997.seesaa.net/article/377501864.html


 関連記事のリンクを貼っておきます。

 無線従事者の種類とお薦め資格
 http://kamau1997.seesaa.net/article/376487795.html

 特殊無線技士関係カテゴリー
 http://kamau1997.seesaa.net/category/21829037-1.html










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posted by KAMAU at 08:03| Comment(8) | 特殊無線技士 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
KAMAUさん、こんにちは。
第1級海上特殊無線技士の取得で英会話があるのですね。
ある意味これが1番、受ける人にネックになるかもしれませんね。
応援していきますね。
Posted by トシカズ at 2017年04月29日 10:02
こんにちは。
ブログランキングからきました。
第一級海上特殊無線技士の取得には英会話が
あるんですね。
詳しく書かれていて参考になります。
Posted by ゆきぴ at 2018年06月22日 13:16
英会話が入ってきたんですね!
海外の方とのやり取りも増えてるでしょうし、やっぱり必要な科目になるものなんですね。
Posted by yuko at 2019年08月10日 21:47
はじめまして。
ランキングからきました。
第一級海上特殊無線技士、素敵ですね。
参考になりました。
Posted by T-Yamane at 2019年08月19日 22:11
 はじめまして。
8月に第一級海上特殊無線技士の免許を取得しました。この資格、「国際通信ができる」が正しいのではないでしょうか。下記を御覧ください。
 
 http://kaiji.tokyo/posts/radio.html
Posted by SEK at 2020年10月06日 14:47


SEKさん、はじめまして!

国際電気通信業務の通信のための通信操作を除く。

国際航海に従事しない・・・ とありますよねぇ・・・

これはどう判断しますか?



> 8月に第一級海上特殊無線技士の免許を取得しました。この資格、「国際通信ができる」が正しいのではないでしょうか。下記を御覧ください。
> 
> http://kaiji.tokyo/posts/radio.html
Posted by KAMAU at 2020年10月06日 16:11
 はじめまして。
 1海特の操作範囲の件、こちらの方が分かりやすいかもしれません。

 http://www.nichimu.or.jp/denpa/files/h13-04.pdf
 
 https://wwwtb.mlit.go.jp/chugoku///kaian/radio.html

 なお国際電気通信業務の「電気通信業務」の説明は ↓ にあります。

 https://oshiete.goo.ne.jp/qa/3398427.html

 「国際電気通信業務というのは、国際公衆通信網とつながる無線通信の操作」
ということです。
Posted by SEK at 2020年10月07日 14:01
SEKさん、こんにちは!

これを見る限り1海特で国際通信を何でもできるようには見えません。国際航路を運航する船舶では、1海特ではダメで、国内で行う国際通信という理解でいいですか?

例えば水先案内人や海上保安庁のような人が東京湾に入ってきた外国の船舶と交通整理のような業務のために行う通信ということでしょうかね。

そして国際通信の定義について書いている場所はありますか? 上記の例の場合は、外国の船舶とは言え国内の通信のようにも思えます。

SEKさんは、1海特でできる国際通信とは具体的にどのようなものがあると考えているのか聞かせてください。

ブログの方は、少し表現を考えてみようと思います。
Posted by KAMAU at 2020年10月07日 17:46
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プロフィール
名前:KAMAU
一言: 中学2年の時に電話級アマチュア無線の免許を取って以来色々な資格取得を目指してきました。

 でも、単なるマニアにならないように得意分野を決めて電子・通信系とビル管理関連資格が主になっています。

 そんなわけで所有資格一覧です。

 電子・通信系

 ・第1級陸上無線技術士
 ・電気通信主任技術者(伝送交換)
 ・工事担任者 AI・DD総合種
 ・第1級海上無線通信士 
 ・航空無線通信士 
 ・第1級アマチュア無線技士
 ・職業訓練指導員(電子科)
 ・家電製品総合エンジニア

 ビル管理関係資格

 ・建築物環境衛生管理技術者
 ・第3種電気主任技術者
 ・一級ボイラー技士
 ・第2種冷凍機械高圧ガス製造保安責任者
 ・危険物取扱者乙種全部

 これに普通の車の免許です。

 最終学歴 日本大学 生産工学部 電気工学科卒
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