中高年でも資格を取れば就職できる
中高年で失業してしまって就職活動をしているときに「なかなか再就職が決まらない」ということも多いかと思います。そうこうしているうちに失業保険の期限が切れてしまったり、失業期間がすごく長くなってしまったりすると焦りも出てきてしまいます。
特に「これ」といってすごいスキルも無い場合には、就職活動も長期戦になってしまうことも覚悟しなければなりません。そのような時に中高年でも比較的に求人があり「採用になる可能性が高い」のがビル管理関係の仕事です。
失業中に職業訓練を受けるコースの中にもビル管理部門があります。
中高年でも就職率が上がる理由
ビル管理の職種が中高年でも比較的求人がある理由として「給料がそれほど高くない」とか、それほど「ものすごい経験が必要な職業ではない」ということがあります。
ビル管理の仕事の中には、清掃やホテルのベッドメイク、害虫駆除、そして機械設備管理等があります。ハローワークの求人票を見ても給料は高くありませんが、中高年でも採用になる可能性が高い職種ではあります。
もちろん経験者と経験が無い人と「どちらを採用するか」となれば経験者を採用すると思います。しかし経験が無くてもある程度すぐに仕事に慣れてくる職種です。
その中で私がお勧めしたいのがビルの機械設備管理の仕事です。最初は「安い給料から始めなければならない」ですが、資格を取ったり、経験を積んでいくことで、ある程度高い給料にまで引き上げていくことが可能な仕事です。
お勧めしたい二級ボイラー技士の仕事
最初にお勧めしたいのが二級ボイラー技士の仕事です。これには免許を取る必要がありますが、それほど難しい試験ではありません。数ヶ月の計画で免許を取得して、就職活動をすれば採用になるチャンスは、何も無い時よりはかなりアップします。
この仕事は、見た目には難しいようにも見えますが、主な業務は「ボイラーが正常に動いているか」の監視と点検です。異常が起こった時には、応急的な対処ができる必要はありますが、それほど多いことではありません。
それゆえ採用になってから先輩にじっくり教わっても大丈夫です。そして本格的な異常の対処は、ボイラーのメンテナンスをしている業者の場合が多いのです。
この仕事の給料は決して高くありません。地方では「15万円を超える給料をもらうのはかなり難しい」ように思います。このようなことから中高年でも採用になる可能性は高くなってきます。
数多くの資格を取得することで昇給も可能
そして就職してから一級ボイラー技士にステップアップして、その後に危険物取扱者、冷凍機械、建築物環境衛生管理技術者、電気主任技術者のような資格を取得して、ビル管理を総合的にできるようになってくれば、給料もそれなりに上がってきます。
またビル設備管理の業務には24時間監視しなければならない所もあり、夜勤や交代勤務がある場所があるので、このようなところでは少し手当てが付いて給料が高めの所もあります。
二級ボイラー技士がお勧めな理由
ボイラーは小規模でない限り、取り扱うには二級ボイラー技士以上の資格が必要です。資格を持っている者でなければ扱うことができないのです。しかし逆に二級を持っていれば、どんな大きなものでも取り扱うことができるようになります。
ただし伝熱面積の合計が25u以上のボイラー場合は、他に一級または特級ボイラー技士の所有者が必ず一人いなければなりません。伝熱面積の合計が25u以上の場合は、二級の人だけで管理していくことはできません。
しかし一級ボイラー技士が一人いれば「他の作業者は二級を持っていれば十分」ということになります。ここで、いくら一級ボイラー技士の人がいても、二級ボイラー技士以上の免許を持っていなければ、ボイラーの設備は取り扱うことができません。
一級ボイラー技士の人がいても何の免許を持たない人がボイラー設備を扱うことはできないのです。それゆえ求人でも二級ボイラー技士は「比較的みつけられるのではないか」と思います。
二級免許を取得することで、あとは特級や一級ボイラー技士が一人いれば、どんなボイラー設備でも取り扱うことができるようになります。
ボイラー技士の仕事の内容
ボイラーの取り扱いと言っても日常的な作業は、データを取ったり、正常に燃えているかを監視したりする作業なので、それほど難しくはありません。ですから中高年からでも始められますし、採用になる機会も多いのです。
しかしボイラー技士で採用になっても、それだけの仕事ということはほとんどありません。他の空調や給排水、電気関係設備などの点検や簡単な修理のような仕事は入ってきます。
これらの仕事は、最初採用になった時は「給料が安いことが多い」と思います。それゆえ徐々に資格などを取得して給料を上げていく努力をお勧めします。
ボイラーの設備は、比較的大きなビルになると、伝熱面積の合計が25u以上の設備が多いので、一級ボイラー技士が必要になってきます。こうなれば少し給料が上がると思いますし、危険物取扱者なども合わせ持つと少し給料も上がってきます。
また秋から冬にかけて季節採用が多いのも、このボイラー関係の仕事の特徴です。こちらは年金生活をしていて、年間で「あと50万円前後の収入があれば家計が楽になる」という方にはお勧めの仕事です。
それでも給湯設備などがあるビルでは、一年を通してボイラーが必要な所も多いので、どのような条件なのか求人をよく見る必要があります。
下記にハローワークのリンクを貼り付けておきますので、自分の地元では「今現在どれぐらいのボイラー技士の求人があるか」資格や免許の条件を入れて確認してみてはいかがかと思います。
ハローワーク
https://www.hellowork.mhlw.go.jp/
関連記事として二級ボイラー技士の免許の取り方や勉強の仕方などを紹介していますので、是非そちらの記事も参考にしていただければと思います。リンク先は以下の通りです
http://kamau1997.seesaa.net/article/372437132.html
ボイラー技士関連の記事のリンク先です。
http://kamau1997.seesaa.net/category/20809032-1.html
二級ボイラー技士の通信教育の講座を紹介している記事のリンクを紹介します。
http://kamau1997.seesaa.net/article/431090564.html
失業中に少しでも収入を増やすために、文章作成のような在宅ワークをしてみたいとお考えの方は、関連記事のリンクを貼っておきます。
http://kamau1997.seesaa.net/article/379789095.html

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でもあの丸山さんの仕事Blogを読むとこの
仕事も現場しだいでは難易度が違うという
事でしょうか
コメントありがとうございます。ビル管理の仕事といっても広範囲に渡ります。
ビル管理会社に勤務して数多くの顧客を抱えて、多くのビルをまわって、設備管理や清掃をするような仕事もありますし、一つの現場に常駐して管理するような仕事もあります。
一つの現場に常駐するにしても責任者とそうでない人では、責任の重さも違います。
ここで紹介した例は、初めて二級ボイラー技士の免許を取得して、経験があまり無い状態で、ボイラーの設備管理を中心とした仕事の場合のことを書いています。
二級ボイラー技士の採用の場合には、あまり経験が無くても給料を安く抑えたいような需要もあって、採用になる場合があります。
私が就職活動をした経験からいいますと、一級ボイラー技士の免許持っていて経験があっても、二級ボイラー技士の経験が無い人を採用する場合があるように感じています。もちろん全てがそうではないと思います。
一級ボイラーを持っていると、社内規定などで資格手当てを多く支払わなければならないような会社がよくあります。そのような場合には、二級ボイラー技士でいい場合には、経験が無くても二級ボイラーの方が採用になることが多々あるように感じます。
普通の場合であれば経験があって、一級ボイラー技士を持っている人方が良いような気はしますが、ビル管理業界の場合は、コスト削減の意味で二級ボイラー技士の方が採用になる場合も多いように感じます。
もちろん一級ボイラー技士でなければならない現場もありますので、一級ボイラー技士は、それはそれで、需要はあると思います。
ようするに現場によっては、それほど経験が無くても、ボイラーの免許を持っている人で、ボイラーを扱う資格があればいいという感じです。仕事の内容もそれなりと思います。
ただし給料は、非常に安いところから始まります。一ヶ月14万前後というような感じになると思います。場合によっては、もっと安いところもあると思います。
それゆえ前職の給料が30万とかもらっていたような方には、転職としては向かないと思います。
ここで提案しているのは、とりあえず安い給料でも就職して、その後に経験と色々な資格を取得して、スキルアップして給料を上げていく方法もあるということを紹介しています。
もちろんそれには長い年月が掛かりますので、すぐに20万、30万の給料がないと生活に困るという方には、向かないと思います。
いつもありがとうございます。
ボイラーの資格というのもあるのですね。
資格があると安心ですが、需要が少ないと難しいかもしれませんね。
でも、とってみたい資格です。
いつも情報をありがとうございます。
いつもコメントありがとうございます。
ここで紹介している二級ボイラー技士は、比較的需要のある資格と思います。失業してしまって、給料が安くてもいいから就職したいという方には、お勧めの資格です。20万円以上の給料が無いとダメという方には、向きませんが・・・
二級ボイラー技士を取得すれば、未経験でも就職がみつかる可能性は、出てくるように思います。
今年も沢山の資格情報を期待しております。
どうぞよろしくお願い致します。応援していきますね。
今年も資格を受験する人にとって有益な情報を発信していけたらと思っています。よろしくお願いします。
私、現在は介護福祉士を持ち介護の仕事をしておる者です。
しかし将来に対して不安を感じまして、丙種、乙種全類と進み甲種危険物取扱者まで取得した後、二級ボイラーの試験に合格しました。
今年の六月に行われる実技講習を終えて申請すれば、晴れて二級ボイラー技士の免状が交付されるものと思います。
私は今年で三十四歳になります。仕事も少なくなってくるでしょうが、未経験でも十四万前後を頂ける仕事への転職もありうるということで、自分の取ろうとしている資格の選択が間違っていない事を確認できました。
今後は電気工事士や冷凍三種への挑戦をしたいと思っております。また、一級ボイラー技士への挑戦もしたいものです。本当にありがとうございました。
このブログの内容が参考になったのであれば大変うれしいです。ビル管理の仕事は、年齢が高くなっても比較的採用になる可能性が高い職種のように思います。
私は36歳ぐらいの時に未経験で二級ボイラーと危険物を持った状態でビル管理の仕事に就きました。同じ現場では、その他は50代以上でした。
15万前後の給料で何とかなるのであれば、ある程度年齢が高くなっても就職できる職種のように思います。危険物とボイラー技士にあわせて、第二種電気工事士を取得すれば、採用の可能性はぐんと高くなるように思います。
介護の仕事をされているということで、年齢が高くなり、体力的にキツクなってきて、転職を考えるようなことがあれば、小林さんが資格を取ってきたことが役立つことが出てくるかもしれません。
世の中で定年退職と言われる年齢を過ぎても、就職活動に役立つこともあると思います。是非、電気工事士や冷凍機械も頑張ってください。よろしくお願いします。
中高年での失業、本当に困りますよね。
「二級ボイラー技士」という資格があるんですね。
比較的求人があるというのもありがたいです。
情報ありがとうございます。
再就職のために二級ボイラー技士に焦点を当てるのかと。
就職先の可能性、施設内で取り扱う場合はボイラー技士の資格が必要
一級以上は、やはり難度もあるからなのですね。
そこに保持者がいれば、扱える。
という考えに、賛同です。
ありがとうございます。
若い頃に比べると、知識を習得するための努力はかなり必要かと思いますが、資格を取るための勉強への意識は若い頃と違うでしょうし、仕事のためだとなると、もっと頑張れるでしょうね!