2020年05月19日

航空無線通信士の資格取得について







 航空無線通信士とは「どのような資格であるか?」について書きたいと思います。省略して航空通のように表記されることがありますので、当サイトでもどちらの表現も利用したいと思います。





 航空無線通信士とはどのような資格か?
 この資格は、基本的に航空運送事業に関係する飛行機のパイロットや航空管制官に必要となる資格です。航空特殊無線技士より上位資格であるため、国際通信を行うことができる資格です。

 旅客機のパイロットや外国籍の飛行機を航空管制するには必要な資格です。航空管制官は、この資格を取得して航空管制を行いますが、航空無線通信士の資格を取得しても、管制官になるのに有利になることはありません。

 管制官になるには、航空保安大学校のようなところに入る必要があります。逆に言えば航空保安大学校は、この資格を取得せずに卒業することはできません。

 そして、この資格は養成過程講習会でも取得できますので、このような学校に入ると、航空通を取得するための講習会のカリキュラムが組まれています。それゆえ、あらかじめ、この資格を取得していることが有利には繋がりません。



管制塔1.jpg




 登録検査等事業者制度の点検員になることができる資格
 このようなことから、この資格を取得しても「就職に有利になる」とは言えないところがあります。しかし航空通も無線設備の検査を行う登録検査等事業者制度の点検員になることができます。

 無線設備の定期検査のための点検をしている会社には「就職できる」可能性が出てきます。陸上の無線局の点検もできる資格である上に第一級陸上特殊無線技士や第一級アマチュア無線技士には「許されていない」海岸局、船舶局、航空局や航空機局も含めての点検員になることができます。

 そういう点では「1陸特よりも就職に有利なところがある」といえます。しかし陸上の無線設備で携帯電話の基地局のような所を点検をするには、資格の名称からわかりやすいので、第一級陸上特殊無線技士の方が都合がいい場合があるように思います。

 それゆえ、このようなところへの就職を目指すには「1陸特も取得しておいた方がいい」と思います。





 登録検査等事業者制度の点検員を目指すには、1陸特、四海通、航空通全てを取得するのがベスト
 就職で登録検査等事業者制度の点検員を目指すのであれば、陸上局の設備の点検に加えて船舶局や海岸局の設備、航空機局や航空局の点検もできるようにするために「1陸特、四海通、航空通を取得しておいた方がいい」と思います。

 もちろん第一級陸上無線技術士を取得しておくのがベストです。しかし、この資格は「そう簡単に」取得することができません。それゆえ航空通や四海通の存在は大変大きいのです。

 法律上は、四海通や航空通は、どちらか一つ持っていれば、資格要件は満たしているので、全ての点検を行うことができます。しかし資格の名称から海岸局や船舶局には四海通、航空局や航空機局の場合は、航空通を持っていた方が都合がいい場合があるように感じます。

 このようなことから一陸特、四海通、航空通全て取得しておいた方がベストです。

 しかし中高年の就職の可能性として考えると、登録検査等事業者制度の点検員よりも、やはりビル管理関係の仕事の方が採用の可能性が高いと思います。

 それゆえ先に取得するならば、ボイラーや電気工事士、電験3種のような資格を先に取得した方が良いと思います。



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 養成過程講習会でも取得可能
 航空無線通信士も養成過程講習会で取得することができます。養成過程講習会を修了すれば、国家試験を受けなくても免許の交付を受けることができます。

 受講資格は、高校を卒業していれば、誰でも受講できます。しかし、この講習会が一般公募で行われるのは、東京のみで、受講期間も2週間以上あり、この期間の宿泊費や交通費が必要になります。

 また講習会の受講料も20万円以上なので、個人で受けるのはあまり現実的でないように思います。それゆえ、国家試験で取得することをお勧めします。





 国家試験の時期と受験申請の方法
航空無線通信士の国家試験は、四海通と同じ時期の2月と8月に行われます。受験料は、2020年現在で、9363円です。受験申請の時期は、12月上旬〜中旬と6月上旬〜中旬にかけて受付られます。

 受験申請の方法は、インターネットによる申請と受験申請書を郵送で提出する方法があります。


 インターネットによる申請は、日本無線協会のホームページで行うことができますので、リンクを貼っておきます。
 http://www.nichimu.or.jp/ 


 受験申請書の入手方法は、情報通信振興会の通信販売で購入する方法が簡単と思いますので、リンクを貼っておきます。
 https://www.dsk.or.jp/eshop/products/detail.php?product_id=1381


 その他試験地など国家試験の詳しい情報は、日本無線協会のホームページに書いてありますので、リンクを貼っておきます。
 http://www.nichimu.or.jp/kshiken/pdf/4kai-ku.pdf





 航空無線通信士の旧型の免許証を紹介します。形式は四海通と同じです。見開き型で英語表記のページがあります。個人情報の部分はモザイクになっていますが御了承下さい。今現在は、カード型の免許証に変わっています。


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 次回は航空通の試験科目やその対策について書きたいと思います。記事のリンクを貼っておきます。
 http://kamau1997.seesaa.net/article/378055372.html


 関連記事のリンクを貼っておきます。

 無線従事者の種類とお薦め資格
 http://kamau1997.seesaa.net/article/376487795.html

 無線通信士関係カテゴリー
 http://kamau1997.seesaa.net/category/21829040-2.html

 特殊無線技士関係カテゴリー
 http://kamau1997.seesaa.net/category/21829037-1.html










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posted by KAMAU at 06:37| Comment(10) | 無線通信士 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする