2020年02月04日

一級ボイラー技士の需要と難易度







 ビル設備管理の仕事をする上では、二級ボイラー技士の資格を取って、実務経験ができたら「一級ボイラー技士まで取得して欲しい」ところです。今回は、一級ボイラー技士の需要と難易度について書いてみたいと思います。





 一級ボイラー技士は必要十分な資格
 一級ボイラー技士というと最上級の資格のようにみえますが、実際はそうではありません。この上に特級ボイラー技士という資格があります。しかし、ビル管理という視点でみると、ボイラー設備で特級ボイラー技士が必要な施設は、ほとんど存在しません。

 ボイラーを要する大きな工場や火力発電所のようなかなり大規模な設備があるところでは、特級の必要な施設がありますが、需要はそれほど多くありません。

 それゆえビル管理を考える上では「一級ボイラー技士を取得すれば十分」ということになります。もちろん特級ボイラー技士の方が上位資格なので「取得しておいた方が良い」のですが、試験の難易度もかなり上がります。

 このようなことから特級の需要と勉強にかける時間などを考えると「一級ボイラー技士を取得しておけば十分」と思います。ビル設備管理という視点から考えれば、特級ボイラー技士の取得にかける時間があるのであれば、電気主任技術者のような難関資格に時間をかけた方が良いように思います。

 電気主任技術まで全て取得してしまったら特級ボイラーの取得も良いと思います。一級ボイラー技士を取得すれば、取扱作業主任者となって扱うことができる範囲も飛躍的に広がります。

 二級では、ボイラー設備の伝熱面積の合計が25u未満であるのに対して「一級では伝熱面積の合計が500u未満」ということになります。



ボイラー2.jpg




 免許交付には実務経験が必要
 一級ボイラー技士という資格は、免許証の交付を受けるには実務経験が必要です。それゆえ実務経験が無い人が挑戦してすぐに取得できる資格ではありません。

 しかし、試験そのものは、二級ボイラー技士の免許を持っていれば受けて合格することができます。合格しても「実務経験がない」と一級ボイラー技士の免許は交付されません。

 経験ができるまで免許の交付を待たなければならないことになります。それでは、その免許が交付になる条件の実務経験について書いてみます。





 免許交付に必要な実務経験
 条件は、二級ボイラー技士の免許の交付を受けた後に2年以上の実務経験をするか、または1年以上取扱作業主任者として実務経験をすることが必要です。

 二級ボイラー技士の資格で「取扱作業主任者になる」ということは、その設備では「一級ボイラー技士の資格が必要ない設備である」ということになります。

 伝熱面積の合計が25u以上の設備でも二級免許でボイラーの作業をすることはできますが、取扱作業主任者になることはできません。ボイラー設備がある施設では、必ず、その規模に適合した取扱作業主任者を選任しなければなりません。

 伝熱面積の合計が25u以上の設備では、一級ボイラー技士以上の資格を持った人を選任しなければなりません。ビル管理の仕事をしていても少し大きなビルでは、ボイラーの伝熱面積の合計が25u以上の設備の場合が多いです。

 それゆえ二級免許では「取扱作業主任者になることができない」場合が多いのです。そこで「一級まで取得して欲しい」ということになります。

 ようするに一級ボイラー技士の免許の交付を受けるためには、一般的には「2年の実務経験が必要」です。ただし、ボイラーの稼動期間が冬の間だけである場合には「4年の実経験が必要」となりますので注意してください。

 稼動期間が冬だけである場合は、1年間で半年の実務経験経験しか認められませんので、このような計算になります。しかし給湯設備などがあるビルでは、夏の間もボイラーを稼動している場合も多いです。

 それゆえ2年の実務経験で一級ボイラー技士の免許交付の条件が整う場合が多いのではないかと思います。二級ボイラー技士で仕事を始めれば、試験そのものは実務経験が2年にならなくても受けて合格することができます。

 受験計画としては、実務経験1年半ぐらいから勉強し始めて2年になる前に「合格しておくのがベストではないか」と思います。経験が2年になったところで、会社から実務経験の証明書を書いてもらって免許申請書に添付することになります。



機械室2.jpg




 一級ボイラー技士の試験の難易度
 一級は「試験のレベルも相当上がるのではないか」と想像してしまいますが、実際にはそのようなことはありません。確かに二級よりは詳しいところまで問われる問題になりますが、二級を取得した人ならば勉強すれば合格できるぐらいのレベルです。

 その根拠として二級の合格率が54%ぐらいであるのに対して、一級の合格率は56%ぐらいあります。二級よりも合格率が高いのです。これは決して「試験そのものが二級より簡単」という意味ではありません。

 試験のレベルは間違いなく一級の方が上なのですが、受験者が違うということです。二級はボイラーの実務経験が無い人がたくさん受験しますが、一級の場合は基本的に二級ボイラーを所有していて、実務経験もある人が受けるので、このようなデータが出てきます。



 次回は、実際の一級ボイラー技士の受験の仕方や勉強方法や対策について書きます。記事のリンクをはっておきます。
 http://kamau1997.seesaa.net/article/373268241.html


 二級ボイラー技士の通信教育の講座を紹介している記事のリンクを紹介します。
 http://kamau1997.seesaa.net/article/431090564.html


 関連記事のリンクを貼っておきます。
 http://kamau1997.seesaa.net/article/372346464.html
 http://kamau1997.seesaa.net/category/20809032-1.html












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posted by KAMAU at 06:35| Comment(5) | 就職活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする