2016年07月31日

第四級海上無線通信士とはどのような資格か







 第四級海上無線通信士とは、どのような資格であるかについて書きたいと思います。短縮した表記では四海通のように表現されることも多いので、このサイトでもどちらも利用させていただきます。

 この資格は、船舶や海岸局の無線設備で国内通信を行うための操作や、船舶のレーダーを取り扱うためのものです。それゆえ就職ということから考えると、取得してもそれほど有利にはならないと思います。


漁船2.jpg



 しかし、この資格も無線設備の検査を行う登録検査等事業者制度の点検員になることができます。その上に第1級陸上特殊無線技士には、許可されていない海岸局や船舶局の設備の点検もできるため、この点から考えると1陸特よりも就職に有利になることがあるといえます。

 そのことから1陸特を取得した上で、四海通を取得することも意味のあることと言えると思います。しかし陸上の無線設備の点検員になるには、やはり1陸特は持っていた方がいいと思います。それゆえ陸上設備の点検員を目指すのであれば、四海通のみ所有するのではなく、1陸特と合わせて持つ方がいいと思います。

 しかし中高年での就職の採用可能性を考えると、ビル管理関係資格の方が有利と思います。それゆえ最初に取得する資格としては、ボイラー技士や第3種電気主任技術者のような資格から取得することをお勧めします。

 そしてこの資格は、第四級海上無線通信士という名前にはなっていますが、必ずしも第三級海上無線通信士の下位資格ではありません。技術操作においては三海通にはできなくても、四海通にはできることがありますので、三海通とあわせ持つことが意味あることになります。

 少し具体的に言うと三海通の資格では、無線設備の外部の転換装置しか操作できません。しかし四海通では空中線電力の制限はありますが、無線設備の操作となり、外部の転換装置という言葉が外れている部分があります。それゆえ一部で外部の転換装置以外の操作もできるようになります。

 また四海通は、第四級アマチュア無線技士の操作を行うことができますが、三海通では行うことができません。ここでも技術操作の範囲は、四海通の方が上ということになります。

 もちろん通信操作においては、三海通の方が上位資格です。三海通は、国際航海における国際通信を行うことができますが、四海通では行うことができません。四海通は、通信操作においては国内通信の操作しかできないことになります。それゆえ四海通取得後には、三海通も是非取得したいところです。

 三海通は、通信操作においては一海通と同じ操作を行うことができます。また基本的には、無線通信士は、特殊無線技士の上位資格ではありますが、第1級海上特殊無線技士にできることで四海通にはできないことがあります。

 それは、1海特に許されているGMDSSに関係する国際VHFの取り扱いを四海通では行うことができません。それゆえ1海特と四海通をあわせ持つことも意味のあることになります。

 もちろん技術操作は、四海通の方が1海特よりも上位資格になります。1海特も技術操作においては、無線設備の外部の転換装置しか操作できません。そして登録検査等事業者制度の点検員になることはできませんし、第四級アマチュア無線技士の操作も行うことができません。

 このあたりが無線資格のややこしいところになるのですが、四級という名称でも1級という名称の特殊無線技士よりも上位になることもあるし、通信操作においては下位になることもあります。また四海通を取得すれば、三海通と1海特の無線工学を免除で受験することができます。

 四海通は、養成課程の講習会で取得することも可能ですが、あまり開催されていませんので、国家試験で取得する方が簡単です。それでは、試験の受け方等を書きたいと思います。

 受験料は平成28年現在で7052円です。国家試験の開催時期は、毎年2月と8月に行われます。受験申請の時期は、12月上旬〜中旬、6月上旬〜中旬にかけて受け付けられます。



 受験申請の方法は、インターネットによる申請と、受験申請書を書類として提出する方法があります。申請の仕方は、1陸特の時と同じですので、関連記事のリンクを貼っておきます。
 http://kamau1997.seesaa.net/article/376679064.html



 その他の試験地等の詳しい国家試験案内は、日本無線協会のホームページに書いてありますのでリンクを貼っておきます。参照下さい。
 http://www.nichimu.or.jp/kshiken/pdf/4kai-ku.pdf





 四海通の免許証を紹介します。見開き型になっていて英語表記もされています。個人情報の部分は、モザイクになっていますが御了承下さい。

ID144.jpg


四海通日本語.jpg

四海通英語.jpg






 次回は、四海通の勉強方法や使用する参考書と問題集について書きたいと思います。記事のリンクを貼っておきます。
 http://kamau1997.seesaa.net/article/377691218.html


 関連記事のリンクです。
 http://kamau1997.seesaa.net/article/376487795.html
 http://kamau1997.seesaa.net/category/21829040-2.html
 http://kamau1997.seesaa.net/category/21829037-1.html

























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posted by KAMAU at 16:59| Comment(2) | 無線通信士 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月28日

第1級海上特殊無線技士の英会話試験の対策について







 第1級海上特殊無線技士の英会話の国家試験対策について書きたいと思います。特殊無線技士という資格の中では、この試験があるのは1海特だけです。1級という名称の付いた資格ですが、この英会話を除けば試験はあまり難しいものではありません。

 それでは、この英会話の試験がどれぐらいのレベルなのかということになるかと思います。英検やTOEIC、TOFEL等の英語資格を受験したことがある人にとっては、それほど難しい試験ではないと思います。英語の試験ということから考えると難しいレベルの試験ではありません。

 しかし無線の資格を受験する人は、どちらかというと技術系の人が多いと思いますので、英会話を苦手とする人が多いのではないかと思います。英語と聞いただけで身構えてしまう場合もあるような気がします。

 場合によっては、「私は、英語が苦手だから英語の試験がある資格は受験しない」と受ける前から受けず嫌いのようになっている人もいるのではないかと思います。私自身もかつてはそうでした。

 しかし、この1海特の英会話の試験は、会話というよりはヒヤリングに近いものです。実際に試験官と英語で会話したりすることはありません。試験の方法としては英語で質問の文章が流されて、それに対する回答を4つの選択肢の中から選ぶというものです。

 それも3回繰り返して読み上げられます。最初の2回は比較的ゆっくりで、最後の1回は普通の会話の速さの速いスピードで読まれます。また会話と言っても日常的な会話ではなく、実際に船の乗組員になった状況のような質問がされます。

 船舶航行する上で、必要な状況や情報をやり取りするような質問になっています。それゆえ船舶航行の専門用語のようなことも出題されます。そのようなことから専門用語をある程度覚えていく必要があります。この点は、英検資格等を持っている方でも注意が必要です。







 対策方法としては、養成課程用の標準教科書とCDが市販されていますので、これらを利用するといいと思います。1海特の場合は、船舶無線通信の専門的な知識が必要ですので、教科書を使ってその用語を覚える必要があります。

 教科書には、実際に船舶航行する上で、必要になってくるような通信の例が書いてあります。特に注意したいのが When、Where、What のような 5W1H のような文章です。勉強方法としては、このような疑問詞で質問されている文章を教科書から抜き出して、それに対する回答例を書いて覚えていくことです。

 疑問詞で何を質問されたかは、必ず聞き取れるようにしたいところです。多少極端な話をすると、この疑問詞の部分を聞き取ることができれば、仮にあとは聞き取れなくても選択肢を選ぶ予想はできてしまいます。

 特に教科書の中にある References の参考文例にある部分は重要ですので、必ず覚えたいところです。ここにある疑問文とその回答は、必須と思って良いです。それ以外の教科書全般でも、5W1H の疑問文とその応答になっている部分は、重要なので覚える必要があります。

 逆に言えば1海特の英会話は、このように船舶航行に関するものしか出題されませんので、何が出題されるか全くわからないというようなことはありません。ある程度この教科書に載っているパターンを覚えてしまえば対策できてしまいます。

 しかし英会話の試験ですので、教科書だけの勉強ではヒアリングに不安を感じると思います。そこで市販されている教科書の通信例が収録されているCDを使って勉強することをお勧めします。やはり耳を慣らしておく必要はあります。聞き慣れていないと知っている単語でも聞き取れないことがあると思います。

 無線従事者試験の場合は、このように英語でも受けてみれば、それほど難関な試験ではありません。是非受験して合格を目指して欲しいと思います。第1級海上特殊無線技士の英会話に合格できれば、上級の海上無線通信士や航空無線通信士に合格することも夢ではなくなってくると思います。



 それでは、第1級海上特殊無線技士の英会話の教科書とCDの通信販売を紹介します。以下のバナーからリンク先で、商品を購入できます。送料は、必要な場合もありますので、リンク先で確認してください。



 この書籍は、第1級海上特殊無線技士の養成過程講習会で使用されている英語の教科書です。参考書にするには、最適です。

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 この商品は、上記の養成過程講習会の教科書に掲載されている海上での通信例を収録しているCDです。船舶航行の専門用語もあり、聞き慣れない単語もありますので、このCDを聞くことによって耳を慣らしておくことをお勧めします。

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 第1級海上特殊無線技士の免許証を紹介します。個人情報の部分はモザイクになっていますが御了承下さい。裏面に英語表記がある点が他の特殊無線技士の免許証とは異なっています。

1海特表.jpg

1海特裏.jpg






 第一級海上特殊無線技士の英会話の試験対策には英語のヒアリング能力を上げることも効果があります。ヒアリングの能力をアップするためにお薦めな英語教材の Native English(ネイティブイングリッシュ)を紹介している記事がありますのでリンク先を紹介します。
 http://kamau1997.seesaa.net/article/401459307.html



 次回は第四級海上無線通信士について書きたいと思います。記事のリンクを貼っておきます。
 http://kamau1997.seesaa.net/article/377594654.html


 関連記事のリンクを貼っておきます。
 http://kamau1997.seesaa.net/article/376487795.html
 http://kamau1997.seesaa.net/category/21829037-1.html





















 

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posted by KAMAU at 18:02| Comment(5) | 特殊無線技士 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする