前回は「二級ボイラー技士とあわせ持つと就職活動が有利になる資格」として危険物取扱者を紹介しました。今回は、その試験の受け方と対策の方法等について書きたいと思います。
その前に中高年で失業したことにより、就職活動をする上で「資格を持っている」と比較的に採用の可能性が高くなる職種にビル設備管理があります。
「どのような資格を取得すればいいのか?」を調べている方は、関連記事のリンクを貼っておきますので「そちらから読んでいただければ」と思います。
http://kamau1997.seesaa.net/article/372346464.html
ボイラー技士とあわせ持ちたい危険物取扱者
危険物取扱者の資格を取得するには、学科試験を受けて合格しなければなりません。そこで試験の受け方と試験科目等について書いてみたいと思います。
ボイラー技士とあわせ持つと有利な危険物取扱者の種類は、甲種、乙種4類、丙種の資格です。甲種は受験資格に制限があり、教育機関で化学の単位等を取得していなければなりません。
それゆえ受験資格に制限が無く、誰でも受験できる乙種4類と丙種について書きたいと思います。最終的には、保安監督のできる乙種を取得して欲しいので、乙種4類について説明します。
試験科目と出題数と合格基準について
危険物に関する法令 15問
基礎的な物理学及び基礎的な化学 10問
危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法 10問
合格基準は、全ての科目で60点以上が必要です。3科目に分かれていますが、1冊の問題集等で勉強できるので、それほど出題範囲が広い試験ではありません。合格率は乙種4類で35%前後、丙種で54%前後です。
試験日程と受験申請の方法について
それでは試験日程を紹介します。消防試験研究センターのホームページに掲載されていますのでリンクを貼り付けておきます。そちらで地元の日程をご確認下さい。
消防試験研究センター
http://www.shoubo-shiken.or.jp/kikenbutsu/schedule_later.html
受験の申請方法は、消防試験研究センターのホームページからインターネット上で電子申請する方法と、願書を取り寄せて紙の書類で提出する方法があります。電子申請を行う場合は、リンクを貼り付けておきますのでホームページ上から申請して下さい。
消防試験研究センター
http://www.shoubo-shiken.or.jp/
願書の取り寄せは、各消防試験研究センターの支部や全国各地の消防署などからもらうことができます。
各消防試験研究センターの支部へのリンクがあるページを紹介しておきますので、各支部のホームページで確認してみて下さい。ページの日本地図上で各都道府県をクリックすることでリンク先に行くことができます。
http://www.shoubo-shiken.or.jp/branch/index.html
受験料は、2019年2月現在で以下の通りです。昨年から受験料が値上がりになりましたのでご注意ください。
乙種 4500円
丙種 3600円
問題集の選び方について
乙種4類は「それほど難関な資格ではありません」ので、問題集を1冊購入してじっくり勉強すれば合格できると思います。需要の多い一般的な資格なので、出版されている書籍の種類も数も豊富です。
その中で問題集の選び方は、問題数が豊富に収録されていて、その1問、1問の解説が詳しく書いてある物を選ぶことです。何度も何度も繰り返し問題を解き、間違えたら解説をじっくり読んで実力を上げていくことが大切です。
勉強を進めていく上で注意したいこと
ここで少し注意したいのが参考書や問題集の勉強を進めていく上で、あまり理解できないことがあってもそこで止まっていないことです。理解できるまで先に進まないでいるとなかなか先に進みません。
そして最終的には挫折に繋がってしまいます。それゆえ3回ぐらい読んでも理解できないところは、そのままにして先に進んでいくことです。満点を取る必要もありませんので先に進む勇気も必要です。
そして繰り返し勉強しているうちに「理解できることが増えてくる」と思います。最終的には、理解できなくても解答を見ないで正解の選択肢を選べるようになれば合格できるのではないかと思います。
理解するというよりも内容を覚えること
危険物取扱者の試験は、難解な計算問題が出題されるわけではありません。「理解できる」とか「理解できない」というよりも参考書や問題集に書いてある内容を覚えなければなりません。
法令や危険物の性質、火災の予防方法や消火の方法など問題集の問題を解きながら内容を確実に覚える必要があります。それゆえ問題集で数多くの問題に触れて、その解説をじっくり読み込むことが重要です。
問題を解いていて、間違った問題は「なぜ間違ったか」を分析して覚えていくことが大切です。それでは危険物取扱者乙種4類に合格するためのお薦め書籍を紹介します。
下記のバナーからリンク先で購入できます。通常配送であれば、送料は無料です。
公論出版「乙種4類 危険物取扱者試験」
この書籍は、公論出版の「乙種4類 危険物取扱者試験 平成30年版」です。今現在市販されている問題集の中では、この書籍が一番のお薦めです。
収録されている問題数が豊富ですし、解説が詳しいです。2018年2月に最新のものが発売されました。それゆえ最新の問題が反映されています。
平成24年から29年にかけて実際に出題された457問を収録している書籍です。新しいものを使用して勉強することをお勧めします。また問題の解説だけでなく、教科書的なテキストも収録されています。
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弘文社 「わかりやすい! 乙種第4類危険物取扱者試験」
この書籍は、弘文社の「わかりやすい! 乙種第4類危険物取扱者試験」です。この書籍も受験者からの評価が高いです。
2016年4月に大改定版が発売になりましたので、新しいものを使用して勉強することをお勧めします。
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わかりやすい! 乙種第4類危険物取扱者試験 (国家・資格シリーズ 102) 新品価格 |

オーム社「過去問パターン分析!乙4類危険物試験 解法ガイド」
この書籍はオーム社から2016年6月に新しく出版された「過去問パターン分析!乙4類危険物試験 解法ガイド」です。
過去30年間に出題された問題の中から最近の出題傾向を分析して、出題の可能性が高い問題をまとめています。それゆえ、お薦めの1冊です。受験者からの評価も高い書籍です。
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乙種4類と丙種は併願がお勧め
ここでお勧めしたいのが、危険物取扱者の資格の中で丙種の併願です。丙種は、乙種4類よりも簡単な資格なので、もし万が一に「乙4が不合格」になった場合でも、丙種には合格できる可能性があります。
乙種4類を受ける場合には、丙種は完全に下位資格なので、丙種用の勉強を改めてする必要もありません。乙4の勉強を進めていれば「丙種も合格できる」と思います。
同時に合格すれば免状にどちらも取得の日が記入されます。試験日程も同じ日に受験できることが多いので、滑り止めのような感覚で丙種を受験してみてはいかがかと思います。
丙種は保安監督はできませんが、立派に自分で危険物を取り扱うことができる資格です。所有しているのと所有していないのでは「大きな違いになる」と思います。
ここで危険物取扱者の免状を紹介します。個人情報の部分はモザイクにしていますがご了承下さい。
関連記事のリンクも貼っておきます。
危険物取扱者乙種に合格するために通信教育の講座を紹介した記事へのリンクです。
http://kamau1997.seesaa.net/article/459478374.html
危険物取扱者関係
http://kamau1997.seesaa.net/category/21825688-1.html
ビル管理関係
http://kamau1997.seesaa.net/article/372346464.html
次はビル管理の仕事をする上で持っていると有利な第三種冷凍機械責任者について書きたいと思います。リンクは以下の通りです。
http://kamau1997.seesaa.net/article/372859551.html
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